諏訪大社(すわたいしゃ)は、長野県の諏訪湖周辺4か所にある日本最古の神社の一つです。
全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社であり、通称として「お諏訪さま」「諏訪大明神」等とも呼ばれて親しまれています。
諏訪大社の本宮も参拝しまぁ〜した🤭🐉🐲やっぱり長野県神社巡りの締めは諏訪大社ですねぇ〜🤭🐉🐲⛩️ギリギリ御朱印も間に合いまして🐉🐲あ〜良かった良かったッ🐉🐲🤭⛩️ pic.twitter.com/aH4jf8FiQB
— かっちょ(神社巡り⛩と墓参り🪦がとりあえず好き) (@kaccho_genki) May 30, 2023
↑行きたい!
そんな諏訪大社ですが、怖い、やばい、祟りがどうだとかいう噂が…。
元々諏訪大社は五穀豊穣、生活を守る源を与えてくれる神様ですし、神聖な所ですからそのような噂とは無縁のような気がしますけどね。
そこで今回は、諏訪大社が怖いと言われている理由や諏訪大社へのアクセスをご紹介します。
諏訪大社は怖い?
おはすわ~☀️
月と深淵を目指す東北旅2日目!
昨日は道中道草して諏訪大社に詣でて来ました⛩️ さあ今日はどこへ行くのだろう?#諏訪大社#すいか写真部 pic.twitter.com/FBGniUcLCB— すいか Xinyan.rocks (@ImpactXinyan) May 9, 2023
↑怖い雰囲気はありませんが…。
なぜ諏訪大社は、怖い、やばいという話があるのでしょうか。
実はこれは諏訪地方の信仰が関係しています。
元々諏訪地方では、原始宗教であるミシャグジ信仰があったことが有名で、他にも蛇神信仰、狩猟の神、石木の神など様々な精霊信仰が盛んだった場所です。
そして、このミシャグジ信仰というのが、精霊を神様として仰ぎ、神様からの祟りを恐れて生け贄をお供えするという土着信仰で、この名残から今でも生け贄の文化があるということです。
諏訪大社上社前宮では鎌倉時代から明治時代まで諏訪大社の重要な神職を務め続けた守矢家が鎌倉時代から伝えてきた貴重な文書を保管する神長官守矢史料館がある。古く地味な建物ではあるが館内には諏訪大社の祭のなかでもひときわ不思議な「御頭祭」の様子を復元展示している。生け贄に使われた鹿頭。 pic.twitter.com/yHkrKoIZgz
— 全国一ノ宮神社巡りガイド(ときどき温泉、将棋、日本酒) (@ichigoshujun) April 27, 2023
↑何か可哀想ですね…。
こういった文化は、現代人から見ると怖いと感じる人も多いようですね。
そして、現在でも諏訪大社では、神様へのお供えにカエルの生け贄や鹿の頭が置かれます。
さらに、昔は神様の祟りを恐れるあまり、若い男性の生け贄をお供えしていたという話も…。
こういった理由から、諏訪大社は怖い、やばい、怨念がという噂が広がっています。
ここで、今でも続いている生け贄の神事をご紹介します。
蛙狩神事(かわずがりしんじ)
・御手洗川の底からカエルを捕まえる。
・このカエルを小弓と矢を以て射抜き、生贄として神前に捧げる。
・宮司が祝詞を捧国家平安と五穀豊穣を祈願する。
なぜカエルを供えるのかは謎ではっきりとした理由は判明していません。
現代でもこの神事は行われており、生きたまま蛙を串刺しにする行為が残酷であるとして、国内の動物保護団体や、国際的な動物保護団体であるPETAから抗議されました。
蛙は確かにかわいそうですよね…。何の罪もないのに…。
御頭祭(おんとうさい)
そりゃ昔の価値観と今の価値観は違うからね。
諏訪大社の「御頭祭」という神事では、75頭分の鹿の生首が神への供物として捧げられていました。縄文時代から続く、土着信仰の神々への感謝だそうです。さすがに現在では鹿の生首ではなく、首の剥製を使用してますが。 pic.twitter.com/GdP3VC0v6t— marumushi 月詠 (@q9H4JyldMnlFSzS) May 13, 2023
↑たくさん並んでいるとちょっと怖いです。
続いては、鹿の頭を供える御頭祭(おんとうさい)です。
・現在では、鹿や猪の頭の剥製を使用。
・昔は神前に本物の75頭の鹿の頭を供えた。
・さらに、白い兎の串刺し、鹿や猪の焼き皮と海草の串刺しが飾られた。
・鹿の脳和え、生鹿、生兎、切兎、兎煎る、鹿の五臓も供される。
・中世になると鹿の体全体が供される。
現代人からすると想像するだけでも結構グロテスクな感じがしますし、昔の人は平気だったのでしょうかね…。
それに剝製でも怖いと感じる人はいるのではないでしょうか。
生贄の75頭の鹿の中で、必ず耳が大きく裂けたものがいたということで、これは諏訪大社の七不思議の一つとなっています。
諏訪大社の神使(おこう)
これは何と少年が生贄になるという儀式です。
これは今は行われていませんが、皆さんにご紹介します。
・少年が神使(おこう)に選ばれる。
・その子が生贄となって捧げられる。
・柱に縛り付けて、そばに小さな刃物を置く。
・神事が終わると少年は解放。
・胎児を捧げていたという酷い話もある。
諏訪大社へのアクセス
諏訪大社の上社本宮に来たよ。
夕方のせいか人がいないよ pic.twitter.com/VNzrlSTKkv— お茶 お茶菓子 (@okasing) May 25, 2023
↑平日の夕方は空いてるようですね。偶然かもしれませんが。
諏訪大社に行ってみたくなった方のために、アクセスをご紹介します。
上社本宮
・電話:0266-52-1919
・電車:JR「茅野駅」下車、タクシーで約10分
上社前宮
・電話:0266-72-1616
・電車:JR「茅野駅」下車、タクシーで約10分
下社秋宮
・電話:0266-27-8035
・電車:JR「下諏訪駅」下車、徒歩約12分
下社春宮
・電話:0266-27-8316
・電車:JR「下諏訪駅」下車、徒歩約15分
※秋宮までは徒歩16分
諏訪大社へは自動車での移動がおすすめです。
茅野駅周辺の2宮と下諏訪駅周辺の2宮は10km以上離れていて、アクセスもそれぞれ異なります。
上社2宮は、最寄駅からの路線バスが廃線となり、電車で行くならタクシーを使わないと4宮を巡るのはとても困難です。
駅を降りて各宮へ行くまでの交通手段は限られていますので、もし1日で四宮全てを参拝したい場合、かなりスケジュールがタイトになるため、個人的には電車はおすすめしません。
諏訪大社には、4宮全てに無料駐車場がありますし、祭事がない普段の日は混雑する可能性は低いのでご安心ください。
まとめ
以上、諏訪大社が怖いと言われている理由やアクセスについてでした。
信仰や文化を守ることは大事ですが、生贄は怖いし動物の頭も何か不気味ですよね…。
しかし、諏訪大社は古くは風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神や武勇の神として信仰され、現在は生命の根源・生活の源を守る神と崇められています。
きっと参拝すれば、神様が命や生活を守ってくれると思いますので、是非1度訪れてみてはいかがでしょうか?
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。